博報堂生活総合研究所、上席研究員の松井博代氏がSurfvoteで提起。「お正月の過ごし方」のような伝統・ルールを守る方がよいか?時代に合わせて変えていく方がよいか?Surfvoteで意見を集めました。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「行事・イベントの伝統やルールはどこまで守るべき?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「行事・イベントの伝統やルールはどこまで守るべき?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
- 行事・イベントの伝統やルールはどこまで守るべき?
博報堂生活総合研究所の隔年調査「生活定点」の中で聴取している「お節料理を食べる」「お正月のお飾り(をする)」「七草がゆを食べる」という意識は、1992年から緩やかにダウントレンドです。
さみしさを覚える人たちがいる一方で、そもそも行事やイベントを行う必要があるのかという考えもあります。
伝統やルールの最も大きな役割は、共通の価値観や歴史を共有し、結束感やアイデンティティを持つことができるところでしょう。しかし昔は当たり前だったものの、現代では事情が変わってきて実施や再現が難しいものもあると思います。もしかすると、社会構造や意識の変化で、社会的な不平等や差別を維持、もしくは助長するものに変わってしまっている場合もあるかもしれません。
意見を投票できるSurfvoteで、行事やイベントの伝統やルールはどこまで守るべきかなのか?ひろく意見を募集しました。イシューはこちら:https://surfvote.com/issues/604u0lz576ku
- 投票の詳細
イシュー(課題):行事・イベントの伝統やルールはどこまで守るべき?
https://surfvote.com/issues/604u0lz576ku
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年1月5日〜2024年2月29日
有効票数:55票
- 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
伝統・ルールはできるだけ守って、今後にも伝えていった方がよい 32.7%
できる限り守り次の世代に繋げていければいいと思います。伝統ってすごく細かいルールや意味あるのかなっていう所作などもあるが昔からそのやり方でやってきて何かしらの意味があるんだと思う。今っぽく変えてしまうことは簡単だが、昔のやり方で伝統を守っていくことが意味があることに感じます。
伝統・ルールに縛られず、現代の人々がやりやすい、楽しみやすい形に変えていった方がよい 49.1%
時代と共に、自分たちのやりやすいように変えていけばいいと思います。行事によっては昔のようにできるものもあれば、昔のように続けるのは大変なもの、両方あると思います。別にルールを変えたからって伝統を伝えられなくなるわけではない。昔はこうやってたけど今はこうだっていうのをわかっていればいいと思います。
その他 16.4%
そもそも伝統やルールができた当初は「なぜ生まれたのか」の理由があったはずです。それが現代では破綻しているのであれば、変えるべき。現代でも通じる(守っていく)価値があるのであれば残すべきだと思います。そもそもこの行事を何のために行うのかを考える機会が必要ではないでしょうか?
わからない 1.8%
現代に合わせて変えていくならそれは伝統文化ではないと割り切って楽しむべきなのかと思います。JUDOは柔道とは違うと思うんですね。同じように、伝統文化風のイベントとして楽しんで行く分にはいいと思います。
- このイシューを執筆した 松井博代氏
博報堂生活総合研究所、上席研究員。2008年よりマーケターとして業務に従事。2013年には業務と並行として働く女性を研究する「博報堂キャリジョ研」を立ち上げ、女性のトレンド・インサイトや社会課題等を研究・発信してきた。2023年より現職で、現在は老若男女問わず生活者のインサイトや実態の調査・研究を行っている。情報の増大で判断や意思決定が難しい状況も増えている中、人間の直感や感性や潜在意識の活用に関しても興味を持っている。
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