社会課題や困りごとの解決に誰でも安心して参加できるSNS「Surfvote」の意見募集、「政府による積極的な支援策が必要」という意見と、「日本のテレビは韓国に勝つ必要はない」を選択した人の割合が同数。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社（ポリミル、本社：東京都港区、代表取締役：横田えり、以下Polimill社）は6月30日に投票終了したイシュー「日本のテレビが韓国に勝つにはどうするべきか？」の結果をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。
このイシューの背景
かつては日本のテレビがアジア中で注目を集めていましたが、現在では韓国のテレビコンテンツがその地位を占めています。アニメを除けば、今や韓国のドラマやバラエティ番組が世界中で人気を博している状況です。
韓国の成功の要因としては、政府のエンターテインメント産業への全面的なバックアップ、専門教育機関の充実、若い制作スタッフの柔軟な発想、そして多くの投資が挙げられます。一方、日本は国内市場に依存しており、海外展開への積極性に欠けること、コンテンツのフォーマットや内容が海外視聴者に受け入れられにくいこと、若い人材の不足などが課題となっています。日本のテレビはどうしたら韓国に勝つことができるのでしょうか？
投票の詳細
URL：https://surfvote.com/issues/k8lb6wzs45gf
調査主体：社会デザインプラットフォーム Surfvote（Webサービス、アプリ）
調査対象：Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法：Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間：2024年4月30日〜6月30日
有効票数：58票
投票結果とコメントの紹介（一部抜粋・原文ママ）
政府による積極的な支援策が必要だ 25.9%
韓国のコンテンツがバズっているのは、何年も前から国が予算を投じて産業として成長させてきたから。一方で、日本のテレビは今やいかに低予算で番組を成立させるかということしか考えてないように見える。お金が全てではないけど、純粋に質の良い番組を作ること以外に、いつも予算というノイズを聞いている状態では、韓国に太刀打ちできないのは当たり前じゃないかな。
業界自身による努力と改革が必要だ 17.2%
競ったところで勝てる見込みはない。だったら韓国エンタメのおこぼれに与ってみてはどうか。韓国のエンタメから学べるところを積極的に吸収する。逆に利用してやろういうくらいの気概が必要なんじゃないでしょうか。「業界自身による努力と改革が必要だ」に投票したのは、そういう方向の努力と改革です。
日本のテレビは韓国に負けていない 10.3%
韓国のプログラムをほとんど知らない私には、その優劣を判定できかねるものの、イシューを読んだ限りでは、日本が負けているとは考えない。日本のテレビの中でも特にNHKの番組はかなり良質なものが多く、正しいお金と時間のかけ方をしていると評価できる番組がいくつかある。日本のテレビの弱点と言ったら、エンターテインメントよりもむしろ報道の方ではないのかな。これも他国と比較はできないが、芯のある報道番組はなかなか見出せない。
日本のテレビは韓国に勝てない 13.8%
勝てる可能性はあると思いますが、勝ちたいという意欲が感じられないです。撮影許可が降りないなどの問題もあり、海外にPRできる貴重なチャンスを逃しているように感じます。韓国のように国全体で協力していかないと無理だと思います。
日本のテレビは韓国に勝つ必要はない 25.9%
韓国に勝つために変えていく必要はないし、テレビ界もそこは目指してないように思う。ドラマであれば、長さや歴史も文化も違うし、比較対象にそもそもならないのではないかと。ただ一つ言えるなら日本のコンテンツの中にも韓国含め世界に通用するドラマもあると個人的には感じるので、日本でヒットしたドラマなどをもう少し世界に発信していくことはあってもいいのかなと感じる。
その他 3.4%
あまり韓国のエンターテイメントは個人的には興味がなく、日本が負けていると感じてはおりませんでした。韓国の有名なアイドルでも日本人がいたりしますし、現状でいいのではないでしょうか。
わからない 3.4%
韓国と同じように国がバックアップして関連教育を充実させたら、本当に日本も同じように盛り上がるのか…？なんかそれだけではない気がする。
このイシューを執筆した 鎮目博道氏
テレビプロデューサー・演出・ライターの鎮目博道です。テレビ朝日とABEMAのOBで、現在はフリーランスで動画制作や放送に関する記事執筆などをしております。
