〜「ラン活」ラストスパート。法令義務がないのに多くの小学生が使用する「ランドセル」は継承すべき文化であるか問う〜
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は小宮信夫氏が執筆したイシュー「小学生はランドセルで通学すべきか?」について、当社が運営するSNS【Surfvote】でユーザーの意見投票を開始しました。(投票〆切:2023年5月31日)
◆Surfvoteとは?
当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。
イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。https://surfvote.com/
◆課題の背景 ランドセル文化のメリットとデメリット
立正大学教授・社会学博士の小宮信夫氏は、小学生の象徴とも言える「ランドセル通学」が今後も続けるべき慣行であるか提起し、以下の通り支持する理由と支持しない理由をそれぞれ挙げています。
〈ランドセル通学を支持する理由〉
・ランドセルは丈夫で長持ちするので、子どもの鞄に適している。
・祖父母からの入学祝いの贈り物になっている。
・均一なランドセルは、安価な簡易バッグから高級ブランドバッグまで広がる格差を防げる。
〈ランドセル通学を支持しない理由〉
・ランドセルは重いので、子どもの身体を痛めやすい。
・ランドセルは高価なので、子育て家庭の家計を圧迫する。
・ランドセル使用は画一性の象徴であり、同調圧力の温床になる。
保護者の間ではランドセル購入を指す「ラン活」というワードが登場するほど家族イベントの1つになっています。着用を義務付ける法令はないにも関わらずこれほど普及しているランドセルを使用する意味は何なのでしょうか。
◆Surfvoteで選べる選択肢
・今のままで何もしなくていい
・混乱を防ぐため、ランドセル使用を義務化すべき
・ランドセル使用が義務でないことを、学校は保護者にしっかり通知すべき
・鞄の多様化を進めるため、国が自治体や企業に経済的支援をすべき
・教科書のデジタル化により鞄自体を不要にし、身軽に通学させるべき
・その他
・わからない
◆今回ご協力いただいたオーサー 小宮信夫氏
立正大学教授。社会学博士。日本人として初めてケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。国連アジア極東犯罪防止研修所、法務省などを経て現職。「地域安全マップ」の考案者。警察庁の安全・安心まちづくり調査研究会座長、東京都の非行防止・被害防止教育委員会座長などを歴任。代表的著作は、『写真でわかる世界の防犯 ――遺跡・デザイン・まちづくり』(小学館)。NHK「クローズアップ現代」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビへの出演、新聞の取材(これまでの記事は1700件以上)、全国各地での講演も多数。公式ホームページとYouTube チャンネルは「小宮信夫の犯罪学の部屋」。
◆Polimill 株式会社
Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。
Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住みやすい街づくりへの人々の参加を促進します。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。https://polimill.jp/