Polimill株式会社

「おひとりさま」女性の墓をどうするか? Surfvoteで意見投票開始

戦前までのイエ制度が根付いている日本で「おひとりさま(単身)女性」の増加により死後の墓問題が浮上。

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営するSNS、Surfvoteで「『おひとりさま』女性の墓をどうするか?」というテーマで意見投票を開始しました。このイシュー(課題)は正覚寺住職で作家・ジャーナリストの鵜飼秀徳氏に問題提起いただきました。投票〆切の7月31日まで、どなたでも投票・コメントすることができます。
https://surfvote.com/issues/j51a9o5qrp6t

「おひとりさま」女性の墓問題とは?
「おひとりさま(単身)女性」の増加に伴い、その死後の墓問題が浮上してきています。しかしなぜ単身女性が増えると墓に影響するのでしょうか?それは、戦前までのイエ制度が日本ではまだまだ根強く、その家の長男が墓や仏壇を継承していく習わしが根付いているからです。その理由から、単身女性が一族の墓に入らずに、新しく永代供養の墓を契約するケースが増えていると鵜飼氏は指摘します。また、檀家(決まった寺の信徒になり、お布施などを払うことで寺院を経済的に支え、葬式や法事をやってもらえるようにする家のこと)を100件程持つ古い寺でも、単身女性が一族の墓を継承できないようなルールを設けていないにも関わらず、単身女性の継承するケースは1件も無いのが実情とも述べています。
つまり、単身女性が増えているにも関わらず、江戸時代から継承されてきた檀家制度、血統を守ろうとする潜在的意識、ムラ社会の慣習、女性への差別的な見方などあらゆる理由から、一族の墓に入りたくても入れない、永代供養の墓を契約せざるを得ないという人も出てきています。
これらの背景から、Surfvoteでは参加者の意識・意見を調査するために「おひとりさま」女性の墓をどうするか?という問いをたて、一族墓に入れるようにするべきなのか、単身用の永代供養などに入るべきなのか、あるいは他のアイデアや考え方など幅広く意見を収集できるイシュー(課題)を発行しました。https://surfvote.com/issues/j51a9o5qrp6t

問題提起いただいたオーサー 鵜飼秀徳氏
作家、ジャーナリスト/正覚寺住職
京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。 著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。 大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。

Surfvoteとは?
当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。https://surfvote.com/ 
 
Polimill 株式会社
Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。
Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。https://polimill.jp/