研究者を支援する株式会社A-Co-Labo代表取締役 原田久美子氏が提起。「科学技術には関心があるが、発信情報を見るだけである」が60%で最多。科学技術は便利だけど内容が理解しにくいとの声も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、2023年5月10日から7月31日までの期間、私たちの生活に欠かせない存在である科学技術を身近に感じているか?をユーザーへ問う意見投票を行いましたので、こちらにその結果をお知らせいたします。https://surfvote.com/issues/oa3xs4qn41zk
投票詳細
イシュー(課題):科学技術は私たちにとって身近な存在であるといえるのか?
問題提起の背景:VUCA時代と言われる現代、科学技術は必要不可欠な存在。しかし、日常に浸透しているからこそわざわざ強い関心を持たないという意見もあります。便利な科学技術をただ利活用するのではなく、利用する側も興味関心と共に科学的な視点を持つ必要があると原田氏は指摘しています。
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
https://surfvote.com/issues/oa3xs4qn41zk
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
投票期間:2023年5月10日〜2023年7月31日
有効票数:60票
投票結果
各選択肢のコメント紹介(一部抜粋、コメントなしの選択肢は未掲載)
科学技術には関心があり、発信情報だけでなく研究データなどもみている
科学については、どのようなテーマでも、情報の真偽を見分けるための方法はどうにか身についています。 これからは、AIに教えてもらうことが増えていくでしょう。 科学技術は目的ではなく手段です。 豊かな生活を送り、愛する人たちに思いを馳せ、伝え繋げていくために科学技術への接し方をどうすればいいのか、答えが見つかっていないです。 共感力、誠実さ、好奇心、思考力、倫理観などの資質が豊かな人生をおくるために必須だと思いますが、科学技術とこれらの資質との関係性はどうなのでしょうか?やはり科学技術が深い部分でこれらの資質を下支えしているということはあるのかと思います。(賛同数29)
科学技術には関心があるが、発信情報を見るだけである
なんとなく見ているが(ソースはTVか経済紙くらい)、何を見て何を理解すべきかよく分かっていない。たまにまとめサイトのようなのを見ると分かった気もするが、本質的なことが語られているかもわからず、「分かりやすい」ことに騙されてる気がしたりする(がホントのとこはどうなんだろう?)。(賛同数25)
科学技術にはあまり関心がないが、発信情報は見ている
基幹技術はあまり興味がないというか理解できないのが多いし、あまり身近ではないので興味がないといえば興味がない。 応用技術で製品化やサービス化されるものには多少興味はある。 10年前と比べてもあまり違和感はないけど、25年くらい前と比べると別世界のような気がする。 それも科学技術の発展と普及がもたらしたもののように思います。 テレビも電話も車もミュージックメディアも四半世紀前の面影は無いように思います。(賛同数43)
科学技術には関心がなく、情報もみていない
興味を持ったことがない(賛同数 28)
その他
科学技術はこれからも身近な存在となっていくと思います(賛同数22)
このイシューについて弊社の広報担当とオーサーの原田氏でTwitterスペースを開催しました!
問題提起いただいたオーサー 原田久美子氏
島根県生まれ。株式会社A-Co-Labo代表取締役。 鳥取大学にて修士号(工学)取得後、化学メーカーで半導体材料の開発に従事。 退職後、公立小学校にて理科支援員として社会復帰しながら並行して私立大学の研究員へ。 科学をベースとし、ドローンを用いた若年層向けプロジェクト型学習を構築、研究活動を行う。 在職中に研究者の置かれている環境に課題を感じ、2020年に元研究者3名で株式会社A-Co-Labo(エコラボ)を設立。 研究者が研究を諦めない社会をゴールとし、現役研究者・技術者のスキルを活かした研究開発特化型ナレッジシェアサービスを提供している。
Surfvoteとは?
当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。https://surfvote.com