海外と日本を知るタレントで、社会学者のにしゃんた氏が日本の「おもてなし」の概念をSurfvoteで提起。”外国人風”は本当にみんな観光客?無条件に「ハロー」「サンキュー」「英語メニュー」は必要なのか?
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「日本で接客、外国人風に対して無条件に「ハロー」「サンキュー」「英語メニュー」必要か?」というイシュー(課題)について12月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
- 日本で接客、外国人風に対して無条件に「ハロー」「サンキュー」「英語メニュー」必要か?
インバウンドブームは「おもてなし」などの概念を登場させ日本の接客文化を大転換させました。
日本は相手の気持ちを察することに長けていると言われていますが、日本にいる「外国人風」は観光客でしかないという思い込みが未だ根強いとにしゃんた氏は指摘します。日本の総人口との対比で外国人登録者は数%。日本に住む外国人でも日本語を理解する人は相当数いると考えられます。また母語や英語が通じない日本語が行き交う日本という非日常を楽しむことも観光の醍醐味だという意見もあります。
「外国人風」の人に対して「ハロー」「サンキュー」「英語メニュー」は間違った接客にならないか?Surfvoteでひろく意見を募集しました。イシューはこちら:https://surfvote.com/issues/143xjuhzwos0
- 投票の詳細
イシュー(課題):日本で接客、外国人風に対して無条件に「ハロー」「サンキュー」「英語メニュー」必要か?
https://surfvote.com/issues/143xjuhzwos0
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年10月30日〜12月31日
有効票数:43票
- 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
外国人風に対して無条件に「ハロー」「サンキュー」「英語のメニュー」必要だと思う 44.2%
こちらから相手にコミュニケーションを取る最初の手段として必要かなと思います。相手が日本語を話せる話せないは置いといて、まずはコミュニケーションのひとつとしてこちらから歩み寄ることが大切かなと思います。
外国人風に対して「ハロー」「サンキュー」「英語のメニュー」必要ないと思う 41.9%
まずは普通通りの接客。それで相手に伝わっていないようだったら、できる人は英語で話したり英語のメニューを差し出したりすればいいと思います。外国人=英語で話す は不快に感じる人もいると思います。
その他 4.7%
受け取り方にもよりますが、挨拶に差別を意識する方が差別かなと個人的に感じます。
わからない 9.3%
難しいですね。初めから英語で話した方が親切にも思えますが、相手がそれを望んでるとは限りませんよね。
- このイシューを執筆した にしゃんた氏
羽衣国際大学現代社会学部教授・タレント。経済学博士。英連邦自治領セイロンで生まれ、7万円と片道切符を手に来日、新聞奨学生などをしながら立命館大学経営学を学部総代で卒業。現在は大学教員を務める傍らメディア等に多数出演。ダイバーシティスピーカー(多様性の語り部)として、DEIB、SDGs、多文化共生、国際理解や人権などのテーマで全国で講演活動を行っている。著書に「留学生が愛した国・日本」、「日本で知った幸せの値段」、「ちがうからたのしい・ちがうからできること」など。初代社会人落語日本一決定戦で準優勝。全日本空手道連盟公認四段・指導員。ボランティアで献血推進活動に取り組んでいる。京都府名誉友好大使。
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